まんまる保育園

仮面ライダー1号



毎度、園長ブログでございます。

きっと仮面ライダーの影響だと思うんですが、幼少のころから私、オートバイが好きでして。
16歳で免許を取得してからというものずっとバイクに乗っています。

私たちが十代の頃はバイクといえば若者の乗り物でした。

それこそ「もういい歳なんだからそろそろ車にしたら」みたいに言われるような、ちょっとヤンチャな男の子が憧れるような、そんな存在でもありました。

その頃はすでに廃れかけていましたが「暴走族」みたいなものもまだありましたし、四輪車に比べれば単純に危険でもありますが、とても魅力的な乗り物でした。

当時の男の子にとっては、ちょっと危なかったり、ちょっと悪かったりすることが「カッコいい」と思えるものだったんですよね~


ですが、ですね。
いつの頃からか、若者はバイクに乗らなくなってしまいました。

必要に応じて原付スクーターには乗ったりするようですが、私たちが若い頃好きだった「ちょっと大型のオートバイ」等に乗る若い人は、近頃ではほぼ見かけません。

どうしてでしょうか?

仮面ライダーは相変わらず子どもたちの間で流行っているようですが…

理由は様々あるのかもしれませんが、社会全体が「リスクを過剰に排除する」方向に進んできている、ということがその一つとして挙げられるんじゃないか、と私は思っています。

例えば、近頃は「ケガするくらいならやらない方がまし」とか「リスクを考えるとコスパが悪い」等の考え方が主流になっていて、当然子どもの世界にもそれは入ってきてしまっています。

「トラブルがあったら困るから知らない子とは遊ばないで」とか「外国人はよく分からないから近くに行かないで」などと子どもに話す親もいるといいます。

こういうのってどうなんでしょうかね?

ぱっと見はリスクの少ない賢い生き方のようにも思えますが…

幼児教育の世界では「子どもの発達と怪我のリスクはトレードオフの関係」と言われています。

簡単に説明すると、「トレードオフ」とは両立できない関係性のことで、この場合なら「子どもの発達を望むなら、怪我のリスクは避けられない」ということです。

逆に言うならば「怪我のリスクをすべて排除した環境だけでは十分に発達できない」ということでもあります。

以前私が受けたリスクマネジメントの研修では「発達のことだけを考えるならば、怪我はむしろした方がいい」と教わりました。

私の過去を振り返っても、怪我をすることで学ぶことは多かったように思います。

そして「危機回避」や「危機対応」等の近頃流行の「危機管理能力」を育てるにも、実際に自分自身で痛みを伴う経験をすることが一番なのかもしれませんし、自身が怪我をすることだけでしか経験できないことも当然あります。

え~と、ですね。
盛り上がってきたところではございますが、今回はここまでにしようかと思います。

なぜならば
ブログの更新頻度について保護者の方と話した際に「一回の長さは短くてもいいから、せめて1週間に一度くらいはね~」とアドバイスを受けまして。

確かにね!
しかも「短い方が読みやすい」ってこともあるかもね?


ってことで。
「仮面ライダー2号」につづく…