自分の後ろに道ができる
こんにちは、園長です。
突然ですが、冒頭の画像の人物をご存じでしょうか?
はい、ジミ・ヘンドリックスさんです。
彼はシアトル出身ですが、アメリカではなくイギリスで1967年にデビューしました。
彼の先鋭的な演奏がアメリカでは理解されなかったため、とのことですが。
エレキギターを弾きながら歌うのが彼のスタイルですが、そのギター演奏は当時誰も見たことが無いほど独創的で、なおかつとてもカッコいいものでした。
しかもその曲調は特に難解なものではなく、当時の人にとっても親しみやすいものでした。
それまでも「ギターヒーロー」と呼ばれる人は何人かいましたが、彼の登場によってエレキギターというものが、技術的にも音楽的にも全く違うものになってしまいました。
分かりやすく言うと
※ロックやギターの雑誌などで開催される「偉大なギターリスト」の投票などでは常にぶっちぎりの一番
※一般的にはビートルズやマイケルジャクソンに知名度で劣りますが、ギター弾きで知らない人はいない
※キムタクやマツケンのように短縮形で呼ばれる唯一のアメリカ人
※私のLINEアイコンは彼の横顔(笑)
ジミヘン カッコいいです♥
次は、元ブラジル代表サッカー選手のペレさんです。
つい先日、亡くなったとの報道がありました。
私はおっさんサッカーファンですが、それにしても昔の人すぎて「すごい選手だった」との話は聞いていても、いまいちピンとは来てませんでした。
ですが、亡くなったことで現代の選手との比較動画などがYouTubeであがるようになると、その凄さは一目瞭然でした。
現代サッカーにおいてのスーパプレー言われるものは、ほぼすべてがそこにありました。
「ただのスポーツのひとつだったサッカーは彼のおかげで芸術になった」とは現ブラジル代表ネイマールの言葉だそうです。
「たまたま彼の背番号だった10番はそれ以降サッカーのエースナンバーになった」とも。
ペレ カッコいいです♡
最後は、鳥山明さんです。
「だれ?」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
以前もここで書きましたが、日本アニメは世界を席巻しております。
いや、前世紀からすでに世界制覇を成し遂げ、現在でもずっと頂点に立ち続けています。
アニメーションフィルムの原点はディズニーなどのアメリカアニメなのだと思いますが、現在の日本アニメの躍進はどこから始まっているのでしょうか?
諸説あるのでしょうが、「始まりはドラゴンボールからでした」とコメントする外国人が圧倒的に多いようです。
鳥山明さんはドラゴンボールの作者です。
鳥山明さんは漫画家で、1978年にデビュー、1980年に「Dr.スランプ」でブレイクし、「ドラゴンボール」は1984年に少年ジャンプ誌上でスタートしました。
アニメは1986年から始まっています。
ですがこの鳥山さん、ドラゴンボール終了以降はイラストレーターになってしまいました。
漫画家時代は超売れっ子だったため、一週間に20分しか寝れない頃もあったとか、疲労のために信号の色が分からずに運転していたこともあったようです。
なので「漫画はもう描きたくない」と思ったそうですが、イラストレーターとしてもドラゴンクエストなどのキャラを手掛けるなど、そちらの業績も大変なものです。
漫画家当時から愛知県在住だったようですが、その頃にはまだ宅配便等が無く、一番早い手段が航空便だったため、原稿はいつも飛行機で東京まで送っていたとのことですが、当時の行政は鳥山氏の自宅から名古屋空港まで直行できる道路を特別に作ったといいます。
つまり、当時から「それほどの税金を納めていた」ということなのだと思われます。
ですが、大金が入っても使い方が分からず「札束は冷蔵庫に無造作に突っ込み、本人は毎日カップラーメンを食べていた」などという逸話も残されています。
世界的にヒット中のワンピースの作者の尾田栄一郎さんは鳥山明ファンを公言しているようですが、そのインタビュー等によると鳥山さんは、漫画家としての絵の技術や創造力も群を抜いているそうです。
かの手塚治虫大先生も「鳥山明にはかなわんです」とコメントしたほどだとか。
鳥山明さん カッコいいです♡
鳥山さんは、超多忙な時期でも「好きなことに没頭できるなら睡眠はいらない」と公言していたそうですし、自宅でもずっとギターを弾いているジミヘンに対して当時付き合っていた女性は「つまんない男」とコメントしているようです。
ただ、ここに挙げた人たちも、決して「偉大なパイオニアになる」のを目標に活動していたわけではないはずです。
類まれなる集中力と「その集中力を発揮できる環境にいられた」ところが重要なのではないかと考えられます。
その集中力が発揮し続けられた結果を並べて「あの天才の出現がターニングポイントだ」などと後の人が勝手に判断するのではないでしょうか。
なので、いま生きている全ての人には、後世の人から「この人は天才だった」と言われる可能性がある、と言えます。
あなたも
私も
子どもたちも
重要なのは「集中力を発揮できる環境に身を置き続けること」
なのではないでしょうか?