そう簡単ではないかもですけど
皆さんこんにちは。
園長ブログでございます。
「本当に欲しいものはそう簡単には手に入らない」
最近私、そう思っています。
金銭的にだったり労力的にだったりタイミング的にだったり。理由としてはいろいろですが、これだけ情報過多でコンビニエンスでネット販売な世の中でもやっぱりそうなんですよね。
例えば「本当に自由な時間」
これ自宅にいる限りはまず無理ですね。
ってことはもしかして、それが最近キャンプが流行ってる理由の一つってこともありますか?
どうですかね。
もしそうだとしても、スマホとか持ち込んでる時点で「本当に自由」とは言い難いですけどね~
例えば「一生使える道具」
「道具」って言ってもいろいろありますが、とりあえず手先で扱う道具に限定しますと。
まずは手に馴染むことが大切ですが、やっぱりこれ実際に使ってみなきゃ分からないので、出会うまでがまずなかなか大変です。
そして、良さそうなものが見つかっても長く使うにはメンテナンスが必要ですし、メーカー等でできないのなら自分でやるしかありません。
しかも、一生に必要な年月分の耐久性を考慮した製品であれば高価格であることも間違いありません。
例えば「旅」
江戸時代の旅は基本的には徒歩だったようですが、本当に「旅」を満喫するならこれが理想形なのでは?と最近では思っています
だって、飛行機とか新幹線とかって速すぎないですか?
いや、どちらかといえば「早すぎる」ですかね。
その昔、沖縄までバイクで行ったことがありましたが、鹿児島までは陸路、那覇までは航路で計2泊3日52時間かかりました。
道中自体もとても興味深く刺激的な経験でしたが、
その時間分で熟成された気持ちが、目的地での日々をさらに楽しいものにしたようにも感じました。
ところがその数年後、今度は飛行機で沖縄に行きましたが道中のことはさっぱり憶えていません。「旅」というよりは「移動」って感じでした。
やっぱりどれもそう簡単には手に入らなそうですよね?
コンビニとかドン・キホーテとか、便利でお手軽なお店は近頃ずいぶん増えましたけど、そういうところでサクっと買えるものではないですからね~
世の中の変化に人間の感性が追い付いてないってことなんですかね? もしくは、時代に関係なく「本物」は不変ってことですか?
できれば後者であってほしいですけども。
近年若者にフィルムを使うカメラやカセットテープなどが売れていると聞きますが、若者たちも私と同じように考えているのでしょうか、だとすれば嬉しいですが。
今ならどちらも似たようなことがスマホで簡単にできますけど、写真としてプリントするなら銀塩写真はとても美しいですし、カセットテープで録音再生したアナログの音は奥行き深いものなのです。そして、そこを感じ取れる感性を持っているのが素敵だと思います。
「バーチャル」とか「シュミレーション」とか最近はいろいろあるようですけど、まんまるの子どもたちにはなんとかして「本物」を体験してもらいたいと思っています。
例えばバターとマーガリン。例えばビールと発泡酒。
両方とも結局は別のものですもんね?
「畳水練」という言葉もありますし。