大江戸八百八町
はい、こんにちは。
園長ブログのコーナーです。
突然ですが私、江戸が好きです!
いえいえ、現在の東京ではありません。
江戸時代の江戸に憧れているんです‼
もともとは時代小説を読んでいるだけでしたが、しだいに「平蔵」や「平次」が暮らした町自体も気になり始め、そのうちに「神田明神の下で神田川沿いってことは…今いるここは江戸期の柳原の土手だな?」と、気付いた頃にはすっかり江戸マニアです。
都心界隈に行くと毎度ソワソワと落ち着きません。
済州島をそぞろ歩く韓流マダムの心境でしょうか?(笑)
学生の頃には「江戸時代は封建制度で搾取されて庶民にとっては辛い時代」みたいな感じで習いました。ですが、知識が蓄積されていくにしたがって、だんだんと違った印象を受けるようになりました。
※250年間戦争無し
※斬り捨て御免無し
※町民は税金無し
※エコロジー
江戸時代はイメージよりもずっと安全な社会だったようです。
まず、250年もの長い間、内戦や外国との戦争がありませんでした。
2021年の今年は第2次大戦終結から76年を経て「平和ボケ」などと揶揄されますが、その3倍強の期間です。
もちろんサムライは刀を持っていましたが、江戸時代のごく初期以外なら、よほどの理由が無い限り、路上で抜刀するだけでも切腹を申し付けられることがあったみたいです。
浪人といわれる主のいない町人のようなサムライは別かもしれませんが、「武士は人々の範たるもの」と考えられていたようで、その身分が高くなればなるほど日々は不自由であったようです。
農民を除き、税金に相当するものは基本的にはありませんでした。
農民にしてもその税率は四公六民。つまり40%を国に納めるということですが、現代日本の高額所得者の税率は45%なのでそれよりは低いですし、住民税もない上に年金も徴収されません。
江戸中期頃からの財政難になってからは商店組合等から運上金のようなものを徴収したりもしますが、商人や職人、芸人や浪人等の町民は税金の類は一切ありませんでした。
もちろん消費税等の間接税もありません。
江戸は人口100万人を超える当時世界最大の都市でしたが、ごみという概念が無いほどにリサイクルが徹底された社会だったようです。
トイレの汚物や書き古した紙、かまどに残った灰までも買い取る業者がいたみたいです。
当時、同規模の他国の都市を流れるセーヌ川やテムズ川は汚染により絶えず異臭を放っていたようですが、江戸では、その場で汲んだ水を船上でのお茶に使うほど、墨田川の水きれいだったとのことです。
冒頭でも書きました現在の秋葉原駅近辺の神田川沿いにあった「柳原の土手」は、江戸期には日本最大の古着屋街でした。当時の庶民が新品の服を購入することはほぼ無く、基本的には古着を着ていたようです。
古道具屋などもたくさんあってこの界隈はいつも賑わっていたとのことですので、もしかしたら今の秋葉原と変わらないくらいに盛り上がっていたのかもしれませんね~
どうです?
あなたも江戸の町に行ってみたくはならないですか?
しかし、今回は保育園にはまったく関係ない内容でしたね(笑)
最後に江戸好きおすすめスポットをいくつか挙げておきます。
ぜひ行ってみてください!
ディズニーランドより面白いはず‼(個人的な感想です)
※江戸東京博物館
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
※深川江戸資料館
https://www.kcf.or.jp/fukagawa/
※江戸たいとう伝統工芸館
https://www.city.taito.lg.jp/kusei/shisetsu/bunkashisetsu/kuritsu/dentoukougeikan.html