まんまる保育園

雨の卒園式

園長ブログです。

先週土曜日は「発表会&卒園式」ということで、あいにくのお天気の中、たくさんの方々に集まっていただきありがとうございました!

発表会は一年の集大成的な意味もあり、子どもたちや職員もはりきっていました。

適度ににぎやかで適度にユルく「今年も良い発表会になったのではないか」と思っています。

突然ですが、保育園の発表会って、誰のためにやると思います?

そうです、その他すべての保育園イベントと同じで「子どものため」だと思うのです。

なので私たちの考えでは、やりたくない子はやらなくてもいいし、アゲアゲな子はウェ~イ‼って盛り上がるのがいいと思っています。

よくありがちな「発表会って先生たちの統率力の発表会なの?」って感じにだけはしたくないのですよ…


そして

発表会が終わって次は卒園式です。


嬉しい気持ちはありつつも、でもやっぱり「寂しい」が勝ってしまいます。

今回もまた園長挨拶がありました。

去年は「挨拶がうまくいかなかった」とこのブログで書きました。

原稿が憶えられずにしどろもどろしてしまったと。

そういう意味では今年はうまくいきましたが、途中で言葉に詰まってしまいました。

なので、去年と同じくまたここで全文を載せておこうかと思います。





R04 卒園式挨拶2


まんぷく組のみなさん、保護者の皆様、本日はおめでとうございます。

2月のある日「みお、ホントはまんまる卒園したくないんだ…」と、川原海音ちゃんがお散歩中につぶやきました。

「もしかしたら学校も楽しいかもしれないよ?」

突然だったのでつまらない返事しかできませんでしたが、本音を言えば、もちろん私も卒園してほしくありません。

いや、成長する姿は素直に嬉しいですが、現在の素晴らしい関係が終わってしまうのが寂しいのです。

嬉しい、でもとても寂しい…

これが素直な今の気持ちです。


私たちはお母さんでもお父さんでもありませんが、まんまるの子どもたちのことがとても好きです。

「この子はいま何をしたいんだろうか?」とか「この子の現在と未来にとって何が一番良いことなのだろうか?」と考えるのが私たちの仕事ですが、「この子が楽しいのはどんなことなんだろう?」と毎日考えることで、いつの間にか大好きになっているのです。

子どもたちはお母さんお父さんがもちろん一番ですが、「その次くらいになれればいいな~」とひそかに思っているのです。

ですが、そんな素晴らしい日々も今月で終わってしまいます。

しかし、年度末はイベントやインフルエンザで忙しく、そうそう落ち込んでいるひまもなく時間は過ぎ去っていきました。


そして先週のある日、またもや突然「みおね、いいこと考えたんだよ」と川原海音ちゃんは言いました。

「ん、どうしたの?」と聞くと。

「みおね、大人になったら保育園の先生になるって決めたんだ、そしたらまたまんまるに戻ってこれるじゃん」と。

「だってみお、まんまるが好きなんだもん!」と。

危うくその場で号泣しそうになりました。

子どもって、やっぱり最高です!


保護者の皆様、この素晴らしい子どもたちを、私たちのまんまる保育園に預けていただいてありがとうございました。

皆様の信頼とご協力にも感謝をいたします。

本日はおめでとうございます!




DSC_1330